数年に一度しかしない
火づくりによる道具作りをしました
火づくりってなに?って
鍛冶屋みたいに炉を作り
鉄を赤くなるまで加熱して行う作業です
今回は荒し鎚と金床を曲げる作業を
本当はチャンとした炉を作らないといけないけど
家なんでそこまでは無理なので
七輪で簡易的な炉を
黒い石ころみたいなのは
コークスです
炭に火をつけてその上にコークスを
コークスは送風機で空気を当て続けないと
火が消えてしまうので
真ん中の大きな釘みたいなのが金床
まだ真っすぐです
ひたすら鉄が赤くなるのを待ちます
鉄=赤くなる(実際はオレンジ)→1000℃になってます
この温度の時のみ鉄は柔らかくなります
それ以上になると融けます
良い温度になった金床を
穴の開いた蜂の巣と呼ばれる金床に差し
えいやと手で曲げます。
少し曲げては又加熱で
真っすぐだった物は
こんな風に曲がります
この曲がりがかなり重要なんです
ここから金属が当たる面を削り
磨いていきます
金槌も同様にオレンジなるまで加熱します
加熱した金槌を古いヤスリや
石ころ蜂の巣の角や傷に打ち付け
金槌の表面に傷をつけていきます
そうすると
金槌は表面はガタガタになります
之を磨いたり
柄をいれて荒し鎚になります
火作りは
高温になるし
大変危険な作業になります
でもソレをしないと
自分オリジナルの道具は作れません
こういう特殊性が
鍛金のハードルをあげていると思います