2011/04/13

物作りへの思い

『分かる人に分かればいい』
これは物を作る人がよく言う言葉
特に高級品を作る人
これは
エゴな気がする
自分の作る物はすばらしく
高く売るのは当たり前
自分の持つ技術を一杯使い
時間もたっぷり使う
だから高くなり
買える人は限られ
ドンドン
買う人は減って行く

師匠に薬缶を作る時
どこを見たら
高級品かわかるか?と
それは、柄を本体に付ける部分の金具
僅か数ミリの
それも細かく細工してある
確かに人が見ない小さな所まで
心使いされている
でもそれは
機能に関係なく
小さいだけに
知らない人には
全く目がいかない
そういう所何だか嫌だった

逆に
手作りの鍋職人のは
とにかく入らない物はなく
そぎ切った物
使いやすいその一点
それをいかに早く作るか

僕は鍋職人さんの方が憧れる
でも
そぎ切った物に+遊びを
そう思って物を作っている

何も金属の事なんて知らなくても
みて素直にいいかもと
それを、気軽に買える値段で
そう思っている

なかなか難しい











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