2011/06/30

色んな人が訪問

最近
家の工房(自宅ですが)に
色んな人が訪問されています
市に参加していて
僕のを見て
こういうもの作れないでしょうか?と

彫金の人は結構
市に参加してはるけど
鍛金って言うのはほぼ皆無
色んな事を
簡単な事から
難しい事まで
とにかく
実際に試作を作って
お話を

自分の感覚と違う
から
そう言うのを求めんだと
毎回
発見
そう言う仕上げもありなんだ

自分の中の
常識なんて
意味ないなと
思います

寸法が同じでも
仕上げが違えば
印象は全く異なる

日々
勉強です









2011/06/29

鍛金 ある日の金床 T字床

 ある日の金床
珍しく購入した金床
T字床
形がTの文字に形だから


箱を作っていたから
その側面を叩く為に
T字床を
さらに四角の小さな底打で
箱の底面を叩く

金床は
形を整える為にも使います


こういう物が完成しました







2011/06/27

真鍮製スッカラはこの形で

スッカラという真鍮製の
韓国の伝統のスプーンを作りました
上の写真が試作したもの
イメージ的にはコチラもと
思ったけれど
柄の長さが長過ぎて使いにくい
柄の長さに合わして
口の大きさも少し小さく
一応
これが僕の中の
スッカラです
かなり微妙なバランスのスプーン
極端に柄が細いです
長さ19.5cm 幅4cm
手に持つと


スッカラ
イロイロ調べてみると
結構色んなバランスがあって
難しいです






2011/06/25

明日は KEYAKI MARCHEに出店

明日の KEYAKI MARCHE
天気大丈夫?????
と心配していましたが
天気予報によると
明日は何と晴!!!
まさに奇跡です

姉のスイーツデコは
新作が一杯
僕のは.....





6/26(日)10〜16時です







2011/06/22

真鍮製の金具 試作

新しく
真鍮製の金具を作ろうと
前々から考えていた

シンプルだけど
普通には売っていない
手間をかけたもの

これって中々
難しい

頭の中で考えているだけでは
進まないから
一気につくってみた


一つの試作
色んな点
作り方の順番
どこが難しい所か
等々
一回作ると分かってくる

特別な金具
こういう手づくりのも
いいと思う
そんな気がした






2011/06/20

KEYAKI MARCHE 6/26に出店します

 KEYAKI MARCHE 6/26に出店します
今回も天気は微妙........
朝、雨が降らなければと
心から祈っています

6/26(日)10〜16時です
(天気の都合により短くなる可能性はあります)


久しぶりの香里ヶ丘お待ちしております


先月の会場の風景です










2011/06/18

ものづくりのこと 7

最近、あまり叩いてない
細工的な事を
型を作ったり(物を複数作るには切るようの型を)
穴をあけたり
金属を溶かしたり
切ったり
半田つけしたり

こうみると
金属の加工って色んな物がある
自由に色々の加工が出来る
これが金属の魅力
ただ色々な
加工技術があるだけに
色んなスキルが必要
こういう所が
金属のハードルが高いのかもしれない

最近
いろんな縁が重なって
人の特注品を作る事が多い
これでいいというのが
自分じゃなく相手が決めること
これは結構ドキドキする
言い訳は言えないから

自分と全く違う好み
違う材料を使われている方

金属以外は中々手が出せないから
面白い

今日も試作です
設計図はあるから
でもそのままでは
やはり
そこから読める所で
より良く
難しい









2011/06/16

鍛金 道具 金床の仕上げ方

金床の仕上げ方
火づくりして作った金床
ソレだけでは使えません
黒皮と呼ばれる
酸化膜に覆われいて

そこで
ベルトサンダーで削っていきます
この機械
ベルト状の布ヤスリが
高速回転します。
ビミョな面を出さ無いといけない金床
この道具は最適です
ヤスリの粒度が変えられるから
荒仕上げまで出来ます


火花を散らしながら
削っていきます

これくらい迄はこの機械で
でもこれでは
叩いたときに
内側が傷が移ります


結局
手で紙ヤスリで仕上げます
でもこれが一番
細かい所まで
綺麗になります
機械だけでは
やはり何ともなりません







2011/06/14

niwaqさんと

先週、家にniwaqさんが来られました
商品のお渡しと
あたらしくniwaqさんと何かしようか
という相談に

今回はniwaqさんの新人さんも一緒に
若い女性でniwaqさんも
また新しく色んな試みをしていくみたいです

まだどんな商品を作っていくか
決まっていませんが
今まで違い
植物の器だけではなく
もっと広い意味の
庭に関する物をと
相談しています










2011/06/13

une table さんに

道明寺天満宮の手づくりの市で
たまたまお隣で
ジンジャーエールを販売されていた
une tableさん

アルミのお皿を購入していただきました
購入していただいた方が
どのように使われているか
ものすごく興味があるのですが
お客さんだけに
普通は分かりません

なんと使われている写真が
とっても綺麗に美味しそうな写真
ご本人の了解を得たので

こういう風に普通に使わていると
とってもうれしいです

美味しそうな物が

実用の物を作っている限り
チャンと使ってもらえる
これは一番嬉しいことです









2011/06/11

明日、6月12日は五六市に出店させてもらいます

明日、6月12日は五六市に出店させてもらいます
場所は10番 times駐車場です
京阪枚方市駅から直ぐの場所です
詳しい場所は→◎
今回は天気予報とにらめっこしています
やはり野外のイベント
雨はいただけません
来られるお客様も
大変ですしね
何とか朝から夕方までは
天気は持ってくれそうです
曇っているせいか
予想気温も低く
市日和です


今回の新作は
いつもと感じを変えて
スッカラという真鍮製の
韓国の伝統のスプーンを作りました
かなり微妙なバランスのスプーン
極端に柄が細いです
長さ19.5cm 幅4cm
手に持つと

これは結構、多くのお客さんが
スッカラ作らないの?と言われていたので
重い腰を上げて作ってみました


とにかく明日は
雨はふらないで!!





2011/06/09

ものづくりのこと 6

物を手で作る価値は何だろうか?
手で作るのは.......
手作りと言ってもやはり機械も使う
まあ機械と言っても
全自動とかじゃなくて
削るとか磨くもので
手で持ちながらだけど
効率を求めたら使わずにはいられない
手作りは効率とは無縁の筈だけど
物を売る為にやはり使う
趣味で作ったらあげるなら
そんなの使わなくても時間を贅沢に使えばいい
でも
物を売るにはやはり値段をつける
その値段も
普通の人が(技術云々を知らない人)買える値段
手にとってもらわないと意味がない
こんだけ手間をかけたから
ソレは言い訳
同じ質の物を作るなら
出来るだけ早く作れるように工夫するのは
当たり前
ソレを無くせば
物を作る意味はない
無くなった師匠は
毎年の学校の課題を作るのを
どうしたら綺麗に
早く出来るか考えていて
出来たら、無邪気に喜んでいた
これならいいと
80歳を越えた職人歴60年以上の人が
いつまでも終わる事がないと
より早く良い物を
機械はソレしか出来ないけど
手は何でも応用が利く
思いついた事を直ぐに

機械で作った均一の物
ソレも使うけど
多分ソレだけでは何かが足りない
手で作る理由は
その何かなのかもしれない















2011/06/07

真鍮製スッカラを試作

真鍮製スッカラを試作してみた
結構、お客さんからスッカラないの?
と言われていたし
少し切っ掛けがあったから
こういう切っ掛けは
する時期って事と思うので


ヒョロット長く
それが僕のスッカラのイメージ
手で持つと


結構長い
もう少し大きさを考えてみないと
やはり、ペーパープランだけでは
分からない事がおおい
作って分かること









2011/06/04

鍛金 道具作り(火づくり)

数年に一度しかしない
火づくりによる道具作りをしました
火づくりってなに?って
鍛冶屋みたいに炉を作り
鉄を赤くなるまで加熱して行う作業です

今回は荒し鎚と金床を曲げる作業を

本当はチャンとした炉を作らないといけないけど
家なんでそこまでは無理なので
七輪で簡易的な炉を
黒い石ころみたいなのは
コークスです
炭に火をつけてその上にコークスを
コークスは送風機で空気を当て続けないと
火が消えてしまうので
真ん中の大きな釘みたいなのが金床
まだ真っすぐです

ひたすら鉄が赤くなるのを待ちます
鉄=赤くなる(実際はオレンジ)→1000℃になってます
この温度の時のみ鉄は柔らかくなります
それ以上になると融けます

良い温度になった金床を
穴の開いた蜂の巣と呼ばれる金床に差し
えいやと手で曲げます。
少し曲げては又加熱で
真っすぐだった物は


こんな風に曲がります
この曲がりがかなり重要なんです
ここから金属が当たる面を削り
磨いていきます


金槌も同様にオレンジなるまで加熱します


加熱した金槌を古いヤスリや
石ころ蜂の巣の角や傷に打ち付け
金槌の表面に傷をつけていきます

そうすると
金槌は表面はガタガタになります
之を磨いたり
柄をいれて荒し鎚になります

火作りは
高温になるし
大変危険な作業になります
でもソレをしないと
自分オリジナルの道具は作れません
こういう特殊性が
鍛金のハードルをあげていると思います




2011/06/03

アルミスプーンの作り方 金槌編

鍛金でスプーンを作る時
一番のポイントになる
金槌の使いかたを

まずこの金槌
唐紙鎚(カラカミヅチ)という形
この形がミソです
重さは1.2kg


この細くなっている部分(唐紙と言います)で叩くと
細いので加わる力が集中します
そうすると

断面が波打ったようになり
これを


この金槌の広い面(鏡といいます)でたたくと


波うった断面が一気に平らに
大きく変化します

このように唐紙で
延ばしたい方向に叩き
それを
鏡で叩き平にする
これを何回も続けると

金槌ダケで
自分の欲しい形に近い物まで広げられます
今回はマジックで記した形が目的の形です

この唐紙鎚の特性を知っていると
効率よく自分の求める形になります






2011/06/01

今日の金床

今日の工房の金床
今日は小さな物の絞り(形作り)
ならし(仕上げ)を
さらにスプーンの仕上げを
そうしたら
木台には一杯の金床が刺さした状態に


金槌や木槌も一杯
だしてある
乱雑な状態

横から見たら

これを見たら
やっぱり鍛金って
道具が一杯いる