2011/04/01

鍛金 アルミ

鍛金でなぜアルミを使うようになったのか
アルミはアルミ鍋以外、鍛金では殆ど使われません
所謂、伝統工芸ではアルミは金属の種類に入っていません
一般的に銅か銀を使います
僕も学生時代は銅を使いました
銅の方が堅いですが
腰があって綺麗に形になりやすい
ただ銅は酸化しやすく
色もみるみるくすんでくるし
緑青も出てくる
それが味なんだけど
それに結構重いです
ずっしりくる感じ
水に濡れたら直ぐ拭いても
錆びる
重い
銅は使う人に色々手間をかけさせます
そこで
アルミは
まず軽い(比重は銅の1/3)
基本錆びない

でも柔らかすぎて強度が
そのままのアルミでは
何か安っぽい
そこで荒し鎚で
表面を荒らすと
一気に存在感が出てきて
荒しとのあまりの高相性にびっくり

荒しを多様する金属は
錫があります
余りに柔らかい為に
傷を目立たなくするために

アルミは錫と比べたら
圧倒的に堅い
さらに金槌で叩くと
もっと強くなる
かっこ良くて
錆等を気にせずに
使う人が気楽に使える
これって
僕の中ではベストと思っています
気楽に使えない物は
毎日使えない
特別な時だけ使う

気楽に使えるけど
少し特別な物
愛着がわくもの
そう言う物をと
思いながら作っています

だからアルミをメインに使ってます











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